「女の子の食卓」6巻/志村志保子

女の子の食卓 6 (りぼんマスコットコミックス クッキー)

女の子の食卓 6 (りぼんマスコットコミックス クッキー)

食べ物をテーマにした連作短編集。6巻まで読んできてやっと、あー自分はこういう日記が書きたいんだろうなーって気がついた。それもおこがましい話なんですが、「女の子の食卓」の、自分にとって大事な風景を言葉にしておきたいって語り始めるような雰囲気と、最後にちゃんと救いがあるところが好きです。
今回特に好きだったのは、おにぎりの話とドライカレーの話。
おにぎりの話は、やっぱり最後に思い返す表情がよかった。
ドライカレーの話は、引っ越す前に寄った「いきつけの店」で、最後のドライカレーを食べたんだけど…というお話。
自分も気に入った店に延々と通ったりするけど、店員さんに顔覚えられてるなーって気づくとちょっと行きづらくなることもある。この話にでてくるお店は、適度な距離感があるとこがいいよなーと思いながら読んだ。そして最後には、でもやっぱり、覚えててもらえるのは嬉しいものだよなーと思った。勝手だな。
このドライカレーは、口絵にレシピがのっていたので、こんど作ってみようと思います。