ダニエル・ジョンストン@ラフォーレミュージアム2010/02/09

今回、初めてライブでダニエル・ジョンストンを見て思ったのは、作る音楽そのもののような人なんだな、ということでした。
冒頭、ダニエル自身によって演奏されるギターの不安定さに正直不安になったものの、中盤でギターを人に任せてからは楽しんでみることができた。
前に、「悪魔とダニエル・ジョンストン」の感想*1で「彼が愛され続けているのは、その純粋さと、むきだしの才能によるものなのだろうと思う」と書いたことがあるのだけど、それは褒め言葉とは違うよなと思う。それでも、やっぱり、この人は曲を作って、歌う人なんだなあということを強く思ったライブでした。そして、その歌の魅力はやっぱり特別だった。
特に、「Living Life」や「speeding motorcycle」など、もう完全に自分の身にしみこんでる曲をライブで聴けたのは嬉しかったです。
でも、個人的に最も感激したのは、ジョン・レノンの「Isolation」を演奏してくれたこと。曲の前に「song about me」(たぶん)って言っていたのも印象的でした。
「Isolation」は、とにかく歌うのが気持ちいい曲だと思うんだけど、「I don't expect you to understand/After you've caused so much pain」のとこで力が入るダニエルも気持ちよさそうだと思ったりした。
アンコールは2回。
また日本に来てくれるといいなと期待して、会場を後にしました。