今年買ってよかったもの

ここ数年、年末に今年買って良かったものまとめをTwitterに書いていて、今年も他の方が書いているのは楽しく読んでるのですが(買い物の話大好き)、
今年の自分の買い物についてはパッと思いつくものが少なかったので、3つに絞って記録しておこうかなと思います。

順不同で全部1位です。

サンバリアの傘

以前4000円くらいの日傘を買って1日で壊して以来、日傘を買う気力を失っていたのですが、今年こそは快適な夏をすごしたい! ということで5月くらいに注文して夏を迎えました。
結果的にめちゃくちゃ活躍しました。
まさしく「持ち歩く日陰」という感じで、あるのとないのとじゃ体感温度が全く違うので、外出時は必ず持って出かけていたし、忘れた日は早めに帰ろうかなってなるくらいだった。
私が買ったのは畳めるものの中で最も直径の大きい3段折りタイプ。3段折だけど、外出中はとりあえず2段に折った状態で鞄に突っ込んでおけるため、折り畳み傘を畳むのが苦手な人(私です)にも安心。重さはスマホよりちょっと重いかな程度(265g)で個人的には許容範囲でした。
あと、4000円くらいの日傘の3倍くらいの値段のせいか、4000円くらいの日傘よりは格段に丈夫です。多少風に煽られてもおちょこになりません。
今のところ何も不満がないので、壊れたらまた買うと思う。

uv100.jp

Vertebra03

先日のブラックフライデーの頃に注文したばかりなんですが、座り心地と見た目のかわいさどちらにもたいへん満足しています。
良いんだろうな~と思ってたけどほんと良くて嬉しい。
座り心地という意味では、とにかく家で机に向かうのがかなり楽になりました。今まで木の椅子だったので、長時間の打ち合わせ(オンライン)とかするとほんと腰が痛くてね…。在宅なんていつ終わるかわかんないし…と先延ばしにしてないで、もっと早く買えばよかったです。
見た目も、部屋に馴染む色ということでアイボリーの背もたれ&座面にして実際しっくりきているんですが、そのうち汚れるなというイメージも簡単に湧いたので、まあその時はその時で考えます。
それにしても使う頻度の高いものに課金するとQOLが上がっていい。


「嫌われた監督」

今年の3月頃、TwitterのTLでこの本の名前をよく見かけて、そんなに面白いのかな? と手に取った時はこの本が誰についての本かすら知りませんでした。

それから9か月が経ち、振り返ってみれば人に会うたびにこの本の話をし続けた1年になりました。
この本の面白いところは何といっても、落合博満の運命を狂わせる男っぷりなわけですが、その描き様が作者の落合博満への慕情みたいなものに支えられているという点も読みどころ。
落合博満を知らない状態で読んだため、落合博満!なんてかっこいいんだ~!という気持ちで読み終えたんですが、その後、落合さん関連本をいくつか読み、過去記事を漁り、動画等もあれこれみた上で読み返すと、作者もまた人生を狂わされた男だったんだなということがよくわかります。
ただ同時に、知れば知るほどこの一匹狼感と不遜な感じと有言実行の歴史にあの笑顔!っていう破壊力がすごくて、人生が狂うのはまあ仕方ないという気持ちにもなる。*1
私は永遠に現役時代も監督時代もリアタイできないわけですが、そんな私でも、今もし小学生だったらサイン帳の「尊敬する人」欄に落合博満と書いていたでしょう。

そもそも「野球」というものに興味を持ったのが今年初めてだったんだけど(スポーツ全般疎い)、
人生に寄り添う楽しみとしての野球には憧れがあった*2ので、今はその片鱗を感じているところ。来年は応援するチームをある程度定めて野球場にもたくさん行きたいな〜。


以上、今年の買ってよかったものでした。


これまで置き場のなかった9月の講演会覚書

落合博満講演会2022/9/11
クロストーク落合博満森繁和岩瀬仁紀)覚え書き
@ichinicsさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)

去年の買い物

*1:若い頃の落合博満の笑顔本当にかわいい

*2:主に村上春樹経由の憧れ

週末日記/閉店、福引、鎌倉殿

金曜日
久しぶりの対面取材。やはり対面で話を聞くとオンラインとは違う話題の広がりがあって面白い。
長々と話し込んでしまったため直帰することになったが、久しぶりだったせいか上げたテンションの下ろし方がよくわからなくなって帰宅する頃にはぐったりしていた。


土曜日
9時から整体の予約を取っていたのでサッと起きる。整体に行けば一時的だとしても/明らかに体が楽になるので早起きも苦にならない。店内のポスターで、先日もらった福引券の抽選会が始まっていることを知り、夕方にでも行こうと思う。
整体の後はロイヤルホストでモーニングを食べ、カリカリベーコンカリカリ具合を嬉しく思いながら読書。
せっかく早く家を出たので、久しぶりに服を見に行こうかな〜と吉祥寺に行くも、よく買い物をしていた店はPCR検査場になっていた。妹にそれをメールし、なんとレーベルごと潰れたらしいことを知る。これもコロナのせいか…。意気消沈してバインミーと野菜を買って帰宅。
バインミーを食べ、家事をいくつか済ませた後、福引券を持って抽選会場へ向かった。
15回どうぞ、と促され連続で15回ガラガラを回す。1発目でボックスティッシュ5箱が当たる。その後ハズレも続いたけれど、半分あたりで新米が当たり、さらにボックスティッシュ5箱が当たっての結果大収穫祭だった。助かります。

夜は毎年恒例、友人との今年の映画振り返りの会。
今年はオンライン開催となったため、あらかじめ推しおつまみを送りあい、乾杯&開封からスタートする。私は即食べ始めてしまったのだけど、画面の向こうでみんなが写真撮っていて、この感じ、飲みにいったときの「みんなが写真撮ってくれてるから…」感に近いなと思った。
振り返りのターンでは、一応順位はつけるものの、お題的に今年の映画を1本ずつあげてそれについてあれこれ話すのが楽しいんだよなと毎回思う。「自分はこの映画のここが好き」みたいな偏愛話になるのも良い。自分にはいまいちだけどあなたがそこを好きなのはすごくわかる〜!(そしてその逆も)というような話でたくさん盛り上がった。
もうかなり長いことやってる気がするけれど、毎年年末にこうしてあれこれ話す機会があるのはとても嬉しいことだ。今後ともよろしくお願いします。


日曜日
朝、オンライン会でアメリカのクリスマスを見せてもらいつつ、今年読んで面白かった本をお勧めしてもらう。DMMブックスで50%還元セールだから〜と言いながら臆せずカートに放り込み年末用の備えとする。

立川まで買い物に出たついでに久しぶりのスパイス越境でカレー。そして本を読もうと行きつけの喫茶店にむかったところ、なんと今年の年末で閉店というお知らせがでていた。どうやら建物の建て替えによる閉店らしい。
建物の雰囲気としては吉祥寺のレンガ街モールに近く、かなりの年季が入っていることはわかる。しかしガラス戸の金縁のレタリングとか、入り口中央にエスカレーターが構えている感じとか、丸い照明とかが気に入っていて、
茶店自体も、窓が大きく、さらにいつも空いていてメニューは安定という自分の中の「確実」だった。今後立川に来たときはどこに行けば良いのだろうか。

夜はついに「鎌倉殿の13人」の最終回。
ほぼ毎週リアルタイムで大河を視聴したのはおそらく「新撰組!」以来。入院中も談話室で一人で鎌倉殿をみたし、私の2022年は鎌倉殿とともにあったといっても過言ではない。視聴前に友人に勧めてもらった永井路子さんの「炎環」「北条政子」を読んで臨めたのも良かった。
見るきっかけになったのは秋元才加ちゃんの出演で、才加ちゃん演じる巴御前の最後の名乗りのシーンは今も思い出すだけで泣ける。
思い出がたくさんあるドラマになった。1年間楽しみをありがとうございました。

週末日記/整体、初TRPGと名球会、スラムダンク

金曜
仕事を終え、一度帰宅して文鳥のおやすみルーティンを済ませた後、近所の整体に行く。
10月頃からずっと肩こりに悩んでいて、湿布、お灸、フォームローラー、漢方、エレキバン、あずきのチカラ等々を試してきたのだけれど、どれも長時間はもたず、最後の手段にとっておいた整体の予約をついにとった、のが先週の土曜のことで、それがかなりよかったため即座に5回分の回数券とともに予約した2回目の施術日だった。
会計の際、「今日から福引券配ってるんですよ」と回数券分の、かなり大量の福引券をもらった。ポスターを見ると1等は現金つかみ取りらしい。福引大会は少し先だが、15回チャレンジできるようなので今からつかみ取りのイメトレをしておこうと思う。

土曜
初めてのTRPG会に参加した。
長年興味はありつつもチャンスがなかったのだけれど、今年知り合った方にお声がけいただいて、ついに!参加できることになったのだった。
当たり前だけど、話に聞いてるのとやって見るのとは全然違うものですね。
知らなかった部分では、キャラシートを作るっていうのが楽しかった。ダイスで決まった能力値をみてから想像するので、自分ではあんま思いつかない人物像になるのもいい。
それでシナリオを遊んでいくうちにそれぞれのキャラクターが立ってくるのもなるほどな〜と思ったし、いろいろ聞きかじったことだけあるワードの意味を知れたのも面白かった。

面白かったな〜!という気持ちで帰宅した後は、
今日あった名球会ベースボールクラッシックを配信でみる。
この日記にはそういえば書いてなかった(のでいつか書く)けど、引退後に好きになってしまった岩瀬さんが名球会の試合に出るということで楽しみにしていたのだ。
福留さんや荒木さんと話してる様子が見れたり、ベンチで観戦してる様子が映り込んだりしてるのも嬉しい。
試合については70代の方もたくさんという感じだったので基本安全第一だったけれど、
元プロとはいえ(だからこそだけど)70代のベテランたちは今もフォームが美しくてすごいなと思った。
パワプロ(岩瀬さんがいる)のソフトも買ったのでやります。

日曜
出かけるつもりだったけど、若干疲れている気がしたので、映画の予約だけしてのんびり放鳥。
文鳥が手に潜り込みたがるようになると冬を感じる。

午後は外出して映画のスラムダンクを見た。
スラムダンクは漫画をほぼリアルタイムで読んでてアニメは見ておらず、なので熱心に追いかけていたわけではないんだけど、
思春期の頃に読んだ漫画というのは記憶に刷り込まれているもので
原作と地続きのキャラクターたちの知らなかった顔を、しかも動画で見れているということに序盤から感極まってしまいほとんどずっと泣いていた。20年ほども経ってまさかこんな映像が見れるなんて思ってもみなかった。
隣の席は親御さんときている小学生2人組が座っていたのだけど、クライマックスで点が入った瞬間拍手をしていて、私もおもわず拳を握りしめてしまっており、そういう臨場感のある試合でもあった。

同時にその試合を漫画で読んでいた頃の自分を久しぶりに思い出したりもした。
長く親しんだ物語は、そんな風に、思い出と混ざり合うものなんだなと思う。

12月4日/ロイヤルホストと信仰

昨晩帰宅が遅く文鳥に不義理をしたので頑張って起きる。
朝一番にケージを開くとき、胸の前に指を出しておくと、待ってましたという感じで飛び込んできてくれるのが毎朝嬉しい。
放鳥しながら朝食。最近の朝食は小さいパン(セブンイレブンで売っている3〜4個入りのパン)とヨーグルト(4つ連結してるようなやつ)で落ち着いている。
明らかに少ないけど、起きて2時間くらい経たないと食欲がわかなくて、この1/4セットがちょうどいいのだ。


今日は書店主催のオンライン読書会に参加するので、11時を過ぎたところで、ロイヤルホストに昼ごはんがてら本を読み返しに行く。
数年前からロイヤルホストにくると5回に4回はアンガスサーロインステーキサラダ(大好き)を食べているのだけど、今日は先日見た番組で気になったシーフードドリアを注文してみる。
初めて食べるシーフードドリアは、ハレの日感がある美しく率直なドリアでたしかにおいしかった。
ただ、私はもうロイヤルホストに来るとアンガスサーロインステーキサラダの口になってしまうらしく、どこか物足りなさも残ってしまったので、次は素直にアンガスサーロインステーキサラダを食べようと思います。
食後、ドリンクバーとともに村田沙耶香「信仰」を読みなおす。


読書会は作者も招いてのイベントとのことだったので、どちらかというと作者の話を聞くような気分で申し込んだのだけれど、「読書会」と銘打っているだけあってどちらかというと参加者のトークが中心の会だった。年齢層も幅広く、発言も活発で興味深かった。
主催者も100人近い参加者をさばいていくのは大変だっただろう。

ただ、オンライン上で、しかも初対面の人ばかりの中で語るには「信仰」というテーマ(短編のタイトルでもあるがそのまま「信仰」についての話なので)は少し扱うのが難しいテーマだったのかもしれない、と感じた。

自分にとって「信仰」とは、と考えたとき、まず浮かぶのは寄る辺のないときの支えである。
最近でいえば手術を受ける前日には思わず祈るような気持ちになったし、短編の主人公が「私を洗脳して」と発言するのも濁流の中ですがるものを持ちたいということなのではないかと考えていた(同時にそれは思考停止したいということの裏返しにもなっていそうなところが作者ならではの味だと思うのだけど)。
そして「信仰」とは自分を律するための視線・行動規範でもある。

特に信仰する宗教を持っていなくても、そういう感覚は広くあるものなのだと思っていた。
しかし実際は人によってかなり、自分の想像以上に、差があるものなのだろう。

読書会後、なんとも言えない気分を抱えたまま夕食作りにとりかかる。
この気分を何かわかりやすい言葉でまとめてしまえば気が楽になると思ったけれど、それをしてはいけないやつだなと思いながら、切り干し大根の煮物と、春菊の胡麻和えとポトフを作った。

長時間モニター前に座っていたので腰が痛くなってしまい、フィットボクシングで体を動かす。はやく椅子が届いて欲しい。
汗をかいたところで風呂に入って鎌倉殿待機。

今年は鎌倉殿と並走した1年だったので、あと数回で終わってしまうのがとても寂しい。

11月26日/実家でゲーム

土曜日なのでいつもより1時間遅く起きて放鳥。二度寝欲をこらえつつ家事を片付ける。
妹の誕生日祝いをかねた集まりがあったので、昼前に家を出て実家へと向かう。
実家に行く際、最近は立川経由で南武線に乗るようにしているのだけれど(いくつか行き方がある)、
始発駅で黄色の車体、なおかつ休日にしか乗らないせいか、私の中の南武線はいつもゆったり明るいイメージで、乗るのが少し嬉しい。

実家は最寄り駅から徒歩20分程度かかる場所にある。バスもあるが迂回路で駅に向かうため、よほど道が空いていない限りは歩くのとさして時間は変わらない。なので大抵は歩くことにしている。
実家に暮らしていた頃は「駅からかなり遠い」というイメージだったのだけれど、スマホ歩数計で見るとよく行く少し遠目のスーパーと変わらない距離だった。
店もなにもない道だから遠く感じていたのかもしれない。
地元エリアに入れば、歩いている人はほとんど見かけないのでマスクを外して歩く。落ち葉の匂いが気持ち良くて深呼吸をする。

妹夫婦と、弟と父母で食卓を囲む。
実家の集まりがあると、とにかく次々とエンドレスに食べものを勧められるのですごい。
食卓はすでにてんこ盛りであるのに、母はおかずを取り皿にとるよう促し続け、あいた大皿にまた惣菜を盛る。
とにかく皿にだし、皿にだしたのだからさらえという感じである。「もういいや」というとすぐさまデザートのターンだ。妹が持ってきたシュトーレンも丸ごとスライスされ、ようじの刺さったようかん状態ででてきた。
「ちょっと休憩とかしないの」と笑いつつ、珍しい食べ物が出てくれば味見をしてみようかなとなるので終わらない。

満腹なまま、どうにか机を片付け、皆でカードゲームをする。
最近実家でよくやるのはitoというゲームで、例えば「人気のある和食」などのお題を設定し、100の人気〜1の不人気まで「予約の取れない高級料亭の出汁巻
卵」とか「炊飯器で30時間保温された米」なんてワードをいいつつ数字の書かれたカードをふせた状態で並べていき、最後にそれがちゃんと並んでいるかをみるゲームだ。
食関係はかなり良い結果だったが、無人島に持っていくものの回で私が「50」においた「割り箸30本」は割り箸を過大評価しすぎだということでかなり紛糾した。
今思うと確かに割り箸はせいぜい15くらいかもしれない。


楽しかったはずなのに、帰り道にはうっすらとした凹みがある。
なんでだろうなと脳内に目を凝らしつつ、おそらくこれは、最近、時間は不可逆なのだということをよく考えるようになったからなのかもしれないなと思う。

夜になってもお腹が空かなくて晩ごはんはみかんだけ食べた。


オモコロチャンネルにもitoのプレイ動画があった
【ito】感覚!数値化!共感!ボドゲ!! - YouTube