2013-01-01から1年間の記事一覧

 「攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain」

プロダクションIG制作なのは変わりないものの、メインキャスト、スタッフともに一新された公安9課設立前を描く攻殻機動隊シリーズ新作。脚本が冲方丁、素子の声は坂本真綾、など自分好みの名前があるものの、キャラクターデザインの段階での素子の前髪が気に…

 「AKB商法とは何だったのか」

ニーツオルグ*1のさやわかさんの本だから、というのはもちろんあるんだけど、それだけでなく、AKBを好きになってから自分の中にあったもやもやを、違う視点で見てみたいなと思って読みました。 この本はAKB商法を批判/肯定するための本ではないし、AKBに限…

 「きっと、うまくいく」

170分という上映時間にちょっと尻込みしていたのですが、この人が面白いって言うなら見逃す訳にはいかないなーというのがいくつか積み重なって、とうとう見に行ってきました。思い切っていってよかった! ってにこにこしながら帰りに1人で1杯飲んで帰って…

 最近読んだ漫画4冊

「ぼくらのへんたい」3巻/ふみふみこ 「女装」を切り口にだんだんと自分の欲望と向き合う展開になっていく第3巻。巻を増すごとに面白くなっている気がします。最後の3人でお茶してる場面、モノローグはないのに、めまぐるしく気持ちが行き来している感じ…

 「アリスと蔵六」1巻/今井哲也

アリスと蔵六 1 (リュウコミックス)作者: 今井哲也出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2013/03/30メディア: コミックこの商品を含むブログ (21件) を見るすごい面白かったー!なのに感想を書き忘れていた今井哲也さん新刊。 「外の世界」を知らずに育った超能…

 虹の娘/いがわうみこ

虹の娘 (Feelコミックス)作者: いがわうみこ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2013/05/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (8件) を見る漫画雑誌を読んでいるときに、なんとなく何回も読んでしまう漫画というのがあって、いがわうみこさんのフィールヤ…

 「勇者ヴォグ・ランバ」/庄司創

勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)作者: 庄司創出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/23メディア: コミック購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (17件) を見る先日読んだ「三文未来の家庭訪問」がとても面白かったので買ってきたんですが…

 「セレステ∞ジェシー」

監督:リー・トランド・クリーガー 息のあった会話をしているようで、何かが不自然なカップルは、実は離婚していた元夫婦で…ということがわかるまでの流れるような冒頭シーンが秀逸。 トレンド予測家(プロデュース業みたいな感じなのかな)として活躍するセ…

 「MAMA」1巻/売野機子

売野機子さんの単行本は「薔薇だって書けるよ」で面白いなと思ってその後の「同級生代行」「ロンリープラネット」まで読んだのですが、すごくいいなとおもう作品がある半面、どうしても思い浮かべてしまう漫画家さんがいるのがしんどかった。そっくりという…

 「オブリビオン」

監督:ジョセフ・コシンスキー エイリアンに侵略され、人類が去った後の地球で、現地の監視任務にあたっている男女がいました…という視点から始まる物語。 次々と起こる出来事が道しるべとなりラストにたどり着くまで何回も驚くことができる物語だった。何を…

 「色彩をもたない多崎つくると、彼の巡礼の年」/村上春樹

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/04/12メディア: ハードカバー クリック: 3,074回この商品を含むブログ (342件) を見る今回の「多崎つくる」の物語は、羊3部作をはじめとする「僕」の物語と構…

 AKB48@日産スタジアム/アイドル「宮澤佐江」について

6月8日に、日産スタジアムで行われたAKB48スーパーフェスティバル(ライブ&第5回選抜総選挙)へ行ってきました…! AKBの選抜総選挙についてはいろんなところでいろんな評論が書かれていると思いますが、主にセンターの話だと思うので、第10位に選ばれた(私…

 最近読んだ漫画

「もやしもん」12巻 今回は日本酒のお話! もやしもんへの興味が、キャラクターよりも何の菌(でかもされる飲食物)が扱われているかという方向に集中してしまいがちですが(ビール巻はホントに楽しかった)、この巻はキャラクターのお話としても動きがあっ…

 「ひきだしからテラリウム」/九井諒子

ひきだしにテラリウム作者: 九井諒子出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2013/03/16メディア: コミック購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (68件) を見る新刊が出るたびになんでこんなに好きなのか…という気持ちになる九井諒子さんの新刊…

 「にこたま」完結と「ボーダー」/渡辺ペコ

読みながら凹むことの多かった「にこたま」ですが、それだけにとても印象に残った作品で1巻からずっと、新刊を楽しみにしてきた作品でもありました。 (モーニング KC)" title="にこたま(5) (モーニング KC)">にこたま(5) (モーニング KC)作者: 渡辺ペコ出版…

 「おはようおかえり」完結と「おんなのいえ」/鳥飼茜

本屋さんで見かけて買った第1巻が面白くて買い続けていた「おはようおかえり」が第5巻で完結しました。 (モーニング KC)" title="おはようおかえり(5) (モーニング KC)">おはようおかえり(5) (モーニング KC)作者: 鳥飼茜出版社/メーカー: 講談社発売日: 20…

 AURA

原作を読んだのはかなり前で、ほとんど何も覚えていなかったのでかなり新鮮に見ることができました。中2病を卒業して高校デビューをしようともくろんでいた主人公が、なぜ“最後の闘い”に出陣する羽目になったのか、というお話。 映画を見終わっていろいろと…

 春

桜はすっかり散ってしまったのに、風が吹くとまだ少し花びらが混ざっている。 夕暮れ時の駅前は、道いっぱいに広がって歩く若い人たちがいて、立ち止まって辺りを見回す人もいれば、きびすを返し戻ってくる人もいる。その多くの足取りはまだどこに向かうか決…

 「重版出来!」/松田 奈緒子

重版出来! 1 (ビッグコミックス)作者: 松田奈緒子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/03/29メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (79件) を見る出版社の新入社員を主人公に描かれる出版社のお仕事漫画。面白かったです。 中盤までの「運…

 眠い

こめかみの辺りから1本の白い糸がでていてる。手で触れ、少し引いてみると、なんだか少しくすぐったいような、しびれるような感覚がある。蜘蛛の糸のように軽く、テグスのような強度がある。思い切ってどんどんたぐり寄せる。いくら引いても終わりが無いそ…

 シュガーラッシュ

ゲームセンターを舞台にしたお話、と聞いた時から楽しみにしていたけど、ピクサー作品(ディズニー名義でした…)の中でも特に好きな1本になった気がします。楽しかった! 「シュガーラッシュ」はゲームの中の“悪役”が、自分もヒーローになってみんなの仲間…

 「ザ・マスター」

PTA新作というわけで大変楽しみにしていたのですがやっと見に行ってきました。 元水兵でアルコール中毒のフレディ(ホアキン・フェニックス)は、帰還後も酒が原因で様々なトラブルを引き起こし、自暴自棄な生活を送っていた。そんな中、忍び込んだ客船の中…

 「三文未来の家庭訪問」/庄司創

三文未来の家庭訪問 (アフタヌーンKC)作者: 庄司創出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/03/22メディア: コミック クリック: 4回この商品を含むブログ (22件) を見るとっても面白かった。庄司創さんの作品を読むのはこれが初めてなのですが、新しくすべての…

 夏への扉

春も秋も冬も、それぞれいいところはあるのだけど、天気のよい夏の日にかなうものではない。ナルニアへの扉のように、家の中のどこかに夏への扉を見つけることができたら、いつでも好きな時に、夏を訪れることができたら、どんなにか素敵だろうと思う。 今日…

 「夏への扉」/ロバート・A・ハインライン

いつか夏休みに読もう、と思って先送りにして何年も経ってしまった本。それだけに自分の頭の中に「こんな話かな」というイメージがかなり出来上がっていたのですが、いざ読み出してみると私の想像していたものとは全く違い(当たり前)、想像の何倍も面白か…

 「横道世之介」

シネマハスラーの「横道世之介」回を聞いて、これは見に行かなくてはと思い行ってきました。とっても楽しかった! 物語は、世之介が上京して大学に入学した1987年の1年間を軸に、世之介とかかわった人々の15年後が挿入されていく構成になっています。世之介…

 世界にひとつのプレイブック

この映画の主人公2人のように、真面目すぎたり繊細すぎたりして壁にぶち当たるようなことって誰にでも起こりうることなんだと思う。頑張ってみてもどこか世界とテンポが合わないときの、途方に暮れる感じ。でもどうにかしたくて、ぶつかったり支え合ったり…

 Rufus Wainwright@渋谷公会堂 2013/03/19

ルーファス・ウェインライトのライブは3年ぶり。前回のTDCホールの時(id:ichinics:20101006:p1)には、席の都合上あまりよく見えなかったのだけど、渋谷公会堂はよく見えて、それでいて音もきれいで、拍手の音が会場を包む感触も親密で、いい会場だなと改め…

 ならずものがやってくる

タイトルがいいなと思ったのと、いつだったか美容院で渡された雑誌に載っていた書評を読んで気になって買った本。タイトルからついヤァ!ヤァ!ヤァ! とならず者が群れをなしてやってくる感じの話を想像していたのですが全然違いました。ならずものがやってく…

 「式の前日」

式の前日 (フラワーコミックス)作者: 穂積出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/09/10メディア: コミック購入: 20人 クリック: 265回この商品を含むブログ (103件) を見るちょっと前にtwitterで評判になっていると聞いて気になって読んだ短編集。 個人的には…