武田百合子さんについて

KAWADE夢ムック 文藝別冊 武田百合子
この日記のタイトルは武田百合子さんの「遊覧日記」からとったんです、と100の質問で書いたので、
武田百合子さんの本の感想を書きたいとずっと思っていました。でも一応新しく読了(もしくは読み返した)したもののみ「感想」を書くという縛りが自分の中にあったので、書けずにいたんだけど、今日やっと書けます。
ここんとこ数週間かけて久しぶりに読み返したのは「日日雑記」。これも日記以外の書きたいことをかいてるだけのカテゴリ名に使っている(おこがましいですが)くらい好きな作品。そして、武田百合子さんの最後の作品です。
クウネル*1に紹介されていたりもしたのでご存じのかたも多いと思いますが、武田百合子さんは、作家の武田泰淳氏の妻であり、写真家の武田花さんのお母さん。私は高校生の頃に花さんの写真がすごく好きで、卒業したら弟子入りするなんで無謀な夢を抱いていたので、百合子さんの作品にであったのも学生の時でした。以来何度も読み返しています。旦那さんである泰淳氏の作品は実はそれほど読んでいないのですが、いつか全著作を読破したいと思っています。まあゆっくりと。
しかしとにかく百合子さんの作品に関しては全て大好きで、なんか恥ずかしいですが私はこんな大人になりたいとよく思います。まあもう充分大人なのに、ぜんぜんほど遠いですけど。

*1:月刊化第一号のとき