FACTORY見た

昨夜、この前収録を見にいったFACTORYの放送があったので見たのですが、これちょうダイジェストなんだな。3割くらいしかやらないし、曲の最後フェイドアウトだし。がっくし。スカパーではまるまるやるらしいので、スカパー入れということか。ううーん。
で、ちょっと気になったのが、収録のとき見れなかったインタビューシーンで、イースタンの人が「ザゼンの音楽が、ポップな受け取られ方(きゃーという声があがるなど)をしていることが興味深い」というようなことをおっしゃっていましたが、例えば「きゃー」という声があがることが、イコールポップではない、と思いました。私はザゼンが好きなので何を言ってもひいき目になるなとは思うのですが、なんというか、声をださせるようなフックを作るのがうまいですザゼンは。むしろ、カタルシスに至らせるまでの緊張感を作り出すのがうまい、と言った方がしっくりくるかな。
まあ、あれはたぶん、あのときの空気について言ったのかなとは思うけど、ちょっと面白いのが「ばかものの音楽なのに/ポップな受け取られ方をしている」という文脈で、「ばかものの音楽」の中に自分達をカテゴライズしてる彼等にとって、「ポップな受け取られ方」は批判ではないにしろ、自分達の側にはないもの、ととらえてるってことだろう。
それで、そもそもポップな受け取られ方って何かってことをちょっと考えたいなと思ったけど……なんかその結論と、彼の言葉が噛み合なそうな気が既にしている。あの言葉を拾った司会者はちょっといじわるかもしれないと思ったりした。(そしてこれを書いてる私も、だ)
見にいったときの感想→ id:ichinics:20060312:p2