エイリアン9 エミュレイターズ (チャンピオンREDコミックス)
- 作者: 富沢ひとし
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2003/05
- メディア: コミック
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二部構成になってるんだけど、たぶん「特別計画1、2」は番外編なのだと思う。「計画1」から「最終計画」で「エイリアン9」が完結だとすると、すごくきれいな終わり方だなと思った。ちゃんとエンドロールソングもあるしね。
前シリーズはいちおう、人間対エイリアンという構図だったけれど、「共生」が描かれる今回は人間がボウグに対策されるエイリアンであったり、同じ人間だったはずの相手が対策する相手になったり、どこからどこまでがその人なのか、その得体のしれなさがテーマになってると思う。
ボウグに依存せず、共生するということの難しさっていうか、力を使うことは、対立させることなんだなとか、いろいろ考えたくもなるけれど、単純に面白かった。とくにかすみのアクションはやっぱ見ててたのしい。
アニメ版も見たいんだけど、レンタル屋にないんだよなぁ。
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「エイリアン9」の感想 → http://d.hatena.ne.jp/ichinics/20070625/p1
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そうだ、これ読みながら考えてたのは、「ガンパレード・マーチ」のことだった。1つの学校に、普通科の生徒と「対策係」がいるっていう、その構図と、先生の立ち位置とエイリアンに、ガンパレの雰囲気を思い出したんだけど…。もちろんそういう構図の物語はたくさんあるけれども(でも知らないのあったら見たい)、ガンパレがなにより強烈だったのは、「エイリアン9」におけるギャップのこわさと同じような感じで、いろいろ事件が起きちゃうところだった。昨日まであんなに平和だったのに! て、フラグ回避するためにどんだけやり直したことか…。中でも一番キツかったのは、あのバンダナの子。