- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: コミック
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なかでも、二人の間に子どもができないことによって、有功と家光が引き離される際の描写は、男女逆転大奥という設定ならではの魅力があった。有功の静かな葛藤には色気があり、女性である家光の覚悟には強い美しさがあって、ああ作者はこういうことをやりたかったのかもなあと思ったりした。
p78上の段のコマの、この、無言の感情描写とか、これがよしながふみのうまさだよなああ!ということを久々に痛感して盛り上がった(ひとりで)。「西洋骨董洋菓子店」の終盤に、横顔を重ねてく描写があったと思うんですが、あれ思い出した。そしてp123の家光の台詞と、それを受ける有功の心情も、切ない。
続きがとても楽しみです。