私が著者を知ったのは「ティーンパワーをよろしく」という講談社から出ているYA!エンターテインメント(ヤングアダルト向けシリーズ)の挿絵でした。
初めて見た時から、ジブリっぽい絵柄が、ど真ん中に好みだなあと思っていたので、書店でこの本を見つけた時には、一人で大はしゃぎしてしまった。
そして「トモネン」の印象。
お話のあたたかい雰囲気や人物の表情、色の付け方など、かなり好きな要素が満載でした。
- 「リーザの左手」
- などのメルヘンファンタジーでは作者の好みがうかがえ、
- 「よーこちゃん。」
- などの現代ものでは、リアルな感情描写もあり、
- 「トモネン(表題作)」
- はその中間でまとまっていて、これがきっと著者らしさなのではと思いました。
新作が楽しみな作家さんが増えて嬉しいです。
漆原友紀の「フィラメント」や高野文子の「おともだち」が好きな方にもお勧めしたいです。
ちなみに帯は小田扉さん。小田さんの作品でいえば「こさめちゃん」の雰囲気に近いかな?
著者サイトはこちら
さらに追記。
「ティーンパワーをよろしく」は「デルトラクエスト」のエミリー・ロッダさんの作品でこちらも楽しいです。新刊が楽しみ。デルトラとはかなり印象が異なりますが・・・。