- アーティスト: Yuji Oniki
- 出版社/メーカー: ハリケーン
- 発売日: 2007/06/06
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (7件) を見る
特に印象に残るのは、冒頭2曲が結末に戻ってくる構成になっていること。流れるような弦の音は、まるで笹舟のようなりんとした軽やかさがあって、同じメロディラインの中にも異なる風景を描く。これを、野外フェスの、夕暮れどきに聴けたりしたら最高だろうなあ。
引きずるようなメロディラインに、かつてのネオアコ〜オルタナのイメージを重ねつつ、90年代後半の60'sリバイバルにあったストイックさを思ったりする、懐かしい雰囲気ながら、退屈なところのない良いアルバムだと思いました。
スモーキーなヴォーカルの開ける瞬間には、ぐっとにおい立つような魅力があるし、勝井祐二さんのヴァイオリンと絡み合うとまた独特な質感になる。例えばコリン・ブランストーンやエミット・ローズが今アルバムを出したら、こんな雰囲気になるんじゃないかなんて思ったりした。
HP → http://yujioniki.com/
試聴もできる→ http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=42767025