報告したい

もう11月も後半なのですが、下書きに入れたまま更新し忘れていた日記があったので10月の日記です。

10月11日

岩瀬仁紀さんの講演会に行った日。

何度かここにも書いた話ではありますが、昨年の春、私は「嫌われた監督」を読み、岩瀬さんについて書かれている章(第5章)で「クローザー」というポジションがあることを知り、かっこいいなと思い、実際に野球をみてみたいと思うようになったわけです。
つまり私の野球の原点は落合博満さんと岩瀬仁紀さんなんですよね…。
というわけで、昨年9月にも落合博満講演会に岩瀬さんがゲスト出演するというので名古屋に行ったりしました。

引退後の岩瀬さんは解説のお仕事もたくさんされているのですが、9割方(以上かも)愛知ローカルの媒体なので、あまり関東でその活動を見ることはできませんでした。
しかし! 今回はなんと関東でのイベント開催。友人に教えてもらい即申し込んだのですが、サイン本がついてくる上に写真撮影もできるとかで心の準備が大変でした。

詳しくは備忘録を書いたので折に触れて読み返したいなと思います。記録大事。

fusetter.com


10月13日

私が野球にはまっていったさまを知っている友人に、今年のまとめを聞いてもらった日。

話をしていると、ある程度自分の考えも整理されていくようで楽しい。
自分は選手たちの関係性を見ているのが好きだけれど、それはいわゆる(オタクの文脈としてよく言われる)「壁になりたい」ということではなくて、無になりたいというよりは見ることで浮かび上がる自分の反応を観察しているような気がする。
もちろんファンが見れる範囲には限りがあるのだけれど、少なくとも試合という盤上に置かれるものはできる限り見た上で、自分が何を思ったのかを記録していきたいと思っている。

そんなことを話しているうちに、ふと思い出したのが、ずっと前からはてなのプロフィールページにおいているこの言葉だった。

歴史が私にどんな関係があろう。私の世界こそが、最初にして唯一の世界なのだ。私は、私が世界をどのように見たか、を報告したい。ヴィトゲンシュタイン『草稿一九一四 - 一九一六』より

結局自分にとって大事なのはこれなんだなと思った。この日記もそう。

あと、この日は以前から気になっていたお店にようやく行けた日だったのだけど、秋刀魚と鹿肉と柿と日本酒、といった秋らしいテーブルで大満足だった、とか書いてあって、今日読み返してみて羨ましくなった。
もう冬なので、また行きたいな。