2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 おめでとうございます

第十九回三島由紀夫賞は古川日出男さんが受賞 http://book.shinchosha.co.jp/mishimasho/ 嬉しいニュース。仲俣暁生さん(solarさん)のところで知りました。 受賞作は『LOVE』。今まさに読んでいる最中なのです。この前のトークショウで購入して、サインし…

 ナイロビの蜂

監督:フェルナンド・メイレレス 『シティ・オブ・ゴッド』を見てすごい、と思ってからずっと待っていたフェルナンド・メイレレス監督の新作。これは、すごい。原作者であるジョン・ル・カレの作品はひとつも読んだことがないのですけど、この作品と監督を結…

 正直な話

ニーチェはちょっとへこむかも、と思った。 それからルサンチマンについては、なんとなく理解したけど、私が思い描いてるのと、よく見かける文脈の中でのそれとにちょっと隔たりがある。たぶん私がわかってないってことなんだと思うけど。 とにかく私は結局…

 逆走ルサンチマン

昨日「見返り(自分がいい気持ちになりたい、とかそういうことも含め)を期待して行動することも赦しちゃうし」とか書いておいてなんなんですけど、これがさらに逆転することもたまにあるなぁと思ってルサンチマンの用法とともに考えてみる。 → 例えば、仲良…

 『これがニーチェだ』を読む/その5

これがニーチェだ (講談社現代新書)作者: 永井均出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/05/20メディア: 新書購入: 7人 クリック: 96回この商品を含むブログ (115件) を見る 私が嘘と呼ぶのは、見えるものを見まいとすること、あるいは見えるとおりには見まい…

 最近

GW終わっても仕事が立て込んでるのは終わらなくて、最近も残業続き。見にいきたい映画がたくさんはじまって、終わっていってしまうのが悲しい。毎日7時くらいにはムービーウォーカー*1とにらめっこしてこれからでもいける映画はないかーと探してたりするの…

 エウレカセブン見始めた

エウレカをやっと見始めました。とりあえず1話〜5話まで。 まだその世界の構造がどうなっているのかが全く把握できないでいるんだけど、うん、面白いです。キャラクターがいいな。タルホが好きだ。ビバップでいうフェイみたいな感じ? 世界観については、…

 トム・ヨーク ソロアルバム!

Radioheadのトム・ヨークがなんとソロアルバムを発売するそうです。タイトルは『The Erasers』ってところが、トムらしいなぁと思ったり。 発売元はXLレコーディングス(ちょっと意外)、7月11日に世界同時リリース(日本は先行発売で7月5日)予定とのこと。…

 嘘のないきもちってどんなの?

まだそれか、という感じですけどもうちょっと。 世の中のためになることをもって善とし、世の中に害を与えることをもって悪とする、これまでの倫理学説は、すでにひとつの倒錯なのではないか。 『これがニーチェだ』p29 三回目の引用ですけど、もうちょっと…

 『これがニーチェだ』を読む/その4

第二章 ニーチェの誕生と『悲劇の誕生』のソクラテス像 この章では、ニーチェの生い立ちから、ニーチェの哲学空間がはじまるまで、が解説されている。短い章なので、気になった部分のみ抜き書きしてみる。 「お互いが理解しあうためには、同一の言葉を使うだ…

久々にお気に入りの服を着た。暖かかったから、素足で靴を履いてもだいじょうぶ。足が軽い。ふくらはぎがひんやりとしていて、背すじがちょっとのびる。あったかさは遠いけど、日差しはまっすぐだ。 いろんなことを信じるのは勝手だけど、それを間違えちゃい…

 ビッグコミックスピリッツ 2006年/24号

ボーイズ・オン・ザ・ラン 巻頭カラー。ドア閉まる間際の鈴木さんがかっこいー。次号は後楽園でボクシング観戦か。 電波の城 天宮が地震を予知の巻。未だにどんな話になるのか予想がつかないのですけど…。主人公が多すぎる(三人?)からかなぁ、なんとなく…

 読書の友

好きな物語それぞれに、なんとなく共通する要素とか、雰囲気つながりみたいなの見つけるのは楽しい、というわけで今日は個人的読書の友な音楽を考えてみた。昔はしょっちゅうテープ作ったりしてたけど、あの楽しさに近いかも。CDだと作るの簡単すぎるからな…

 タイミング

人生のほとんどは、タイミングでできてると思う、とか言ってみる。 でもほんと、そうなんじゃないかなぁ、と思う。それは決定論、ってのに近いのかもしれないけど、決定しててもしてなくても、同じことだろうって思う。この前読んだ、イーガンの「百光年ダイ…

 『これがニーチェだ』を読む/その3(の2)

昨日引用した箇所についてもうちょっと。かなり間抜けな話になります。 世の中のためになることをもって善とし、世の中に害を与えることをもって悪とする、これまでの倫理学説は、すでにひとつの倒錯なのではないか。 これ、「なぜ人を殺してはいけないのか…

 鳥ポーチ

PAUL&JOEから新しく出るポーチ*1がすごい。かわいい。鳥モチーフ好き(集めてたりする)としては、これはぜひとも買いたいので明日忘れずに予約すること(自分メモ)。同じ柄の壁紙もサイトでDLできます。HP → http://www.paul-joe-beaute.com/ *1:http://w…

 コーラス/feel young 6月号

コーラス 君のいない楽園 最終回。途中からなので、ほとんど内容はわかってないと思いますが、八神君が外国にいく?って話はいつでてきたんだろ…。 アイスエイジ 乙女ゲーみたいな漫画だなぁ、と毎回思う。絵もうまいし、そういう漫画も書いてみればいいのに…

 『これがニーチェだ』を読む/その3

第一章 道徳批判 諸空間への序章 この章に書かれていることは、とても腑に落ちるんだけど、問いは何回も反転して、しまいには放り出したくなるようなところまで反転していくから、説明するのは難しい。 でも、その反転(それをメタというんだっけ?)こそが…

 俺は俺を売る

今日は髪切ったり喫茶店はしごしたり友達と飲んだり飲み屋はしごしたりしたんだけど、下北の喫茶店で本を読んでたとき、となりの席に座っていたカップルの男のひとが何かすごくて、雨のなか白いスーツで髪の毛は重力に逆らってる感じで、ここは新宿か? とか…

 ゲゲゲの鬼太郎 実写化について

ゲゲゲッ!ウエンツ鬼太郎…来年4月、初の実写映画化 http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051001.html サンスポの写真がすごい。「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎は私の初恋のひと(ひと?)であることは前にも書いたことあるような気がするんですけ…

 『これがニーチェだ』を読む/その2

第五章『反キリスト』のイエス像と、ニーチェの終焉 この本を読んでいると、ニーチェの生きた時代、国、環境において、キリスト教こそが道徳であり倫理だったのだろうと痛感する。そしてニーチェはきっと、そこに疑問を投げかけ続け、疑い続けていたのだと思…

 『これがニーチェだ』を読む/その1

つまるところ、いつの日にか私は、ただひたすら肯定する者となりたいのだ!(『悦ばしき知識』) これがニーチェだ (講談社現代新書)作者: 永井均出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/05/20メディア: 新書購入: 7人 クリック: 96回この商品を含むブログ (11…

 土地カンがないと辛い

今朝、Wiiのヌンチャクっぽいコントローラを引きちぎる(繋がってるコードを)夢を見た。たぶん同じ夢を見たことある人が世界に数人はいると思う。 ◇ 今日は仕事で外出し、その後直帰ということで(GW返上の埋め合わせ的ななにか)いろいろ用事をすませた後…

 鈴木慶一/向井秀徳@秋葉原CLUB GOODMAN

CLUB GOODMAN10周年企画ライブに行ってきました。アコエレと、今年ムーンライダース30周年を迎えた鈴木慶一さんを同時に見れるなんて大チャンス。期待以上に、とても充実したライブでした。 向井秀徳アコースティック&エレクトリック アコエレはJAPAN CIR…

 綿流し編

長らく停止していた「ひぐらし」を数カ月ぶりに再開。今日は「綿流し編」を終了して、崇をはじめるとこまでやりました。 悪質という噂を聞いてた「綿流し」ですけど、なんかもう、一番恐かったのはやっぱあの電話のシーンだったなぁ。あれでちょっとしばらく…

 思考停止文章ってなに?

現在「ブログ文章術」を書かれている米光さんが「BGK米光」にて2004年11月28日に書かれた記事(こちら→ http://blog.excite.co.jp/yone/1368848/)を今日偶然見つけた。リンク先が消えてしまっているので、どういう経緯で書かれたものなのかちゃんとわからな…

 最近のいろいろ

GW明けからゲーム関連のニュースがめじろ押しで、もうなんかすっかり「Wii」という名前にもなれたような気分になってしまっておりますけども、あんまりゲーム詳しくない(下手の横好きです)私の雑感としては、SCEと任天堂はすっかり道を違えた感があるとい…

 手塚治虫文化賞と講談社漫画賞

第10回手塚治虫文化賞発表 マンガ大賞/『失踪日記』吾妻ひでお 新生賞/『おおきく振りかぶって』ひぐちアサ 短編賞/伊藤理佐 特別賞/小野耕世 http://www.asahi.com/tezuka/ 『失踪日記』は文化庁メディア芸術祭賞に続いての受賞ですね。ほかにもあった…

 ホスト部

面白い。なんかやたら楽しみにしている。登場人物みんないいしテンポもいいしベタだけどちゃんと笑えるし、面白いなぁ。 前回の双子の話では、サイファを思い出したりした。双子を見分ける云々というやつ。 で、今回は「やんちゃ系」の話だった。やんちゃ系…

 伝わらない

「分かりあえやしないってことだけを分かりあうのさ」*1の続きをまだ考えてる。 あのときは、そこに例えば「愛」があっても、それが特別であることと特権的であることとは別のことだ、というような感じに頭がいってしまったけど、そうじゃなくて、そもそもの…